01怖いのは合併症!
糖尿病の先にあるもの
血管病変は全身病と言えます。つまり全身の老化が進みます。
その結果、さまざまで些細な全身のトラブルの処理速度が遅くなり、体内の炎症レベルが上がります。
軽いトラブルが治らずに体内でずっとボヤが続いているような状態です。
そして、糖尿病で怖いのは、その結果、重大な合併症を引き起こすことです。
糖尿病が引き起こす合併症は、血管に関係したものが多くなります。
脳や心臓の血管が切れる、詰まるといったことから、腎臓透析が必要になる場合や、失明する場合もあります。
また血管が破壊されるとそれと一緒に神経障害も起こってきます。手足のしびれや動きにくさだけでなく、腸の神経障害が起これば便秘になり、脳の神経障害が起こればアルツハイマー型認知症などを引き起こします。