慢性疾患、ダイエット、その他辛い症状でお悩みの方へ

日本人の８割は便秘だと言われています。
そして、便秘には、色んなタイプがあります。

「下剤を使わないと一切出ない」
「１週間以上出ない事なんてザラ」
「２～３日出ない便秘」
「毎日出てはいるけど、スッキリ感や快便感がない」

どんな便秘の方にも言えることは、刺激性下剤（便秘薬）だけで出している限り、便秘は治らないという事です。
下剤は、たまっているものを無理やり体の外に出しているだけなので、便秘しやすい体質は変わっていません。
便が溜まれば、結局また下剤で無理やり出すことになります。
このようなことを繰り返しているうちに、便秘が治るどころか悪化することも多いのです。

便秘の原因は大腸の動きが悪いことです。
大腸の動きが悪い為に便がどんどん硬くなり、排便しにくくなります。
一般的には、運動不足やストレス、食生活が原因で大腸の働きが悪くなると言われています。
他にも、暴飲暴食、冷え、加齢、睡眠不足など日々のあらゆる問題を原因として大腸の動きが悪くなり、便秘を引き起こしています。

腸内の環境を自分で見て確認できるのは「便」という事になります。
正常な便が出ない、作れない人の腸内環境は間違いなく荒れています。

さらに考えておく必要があるのは、腸内環境は年齢の影響を大きく受けるという事実です。
腸内細菌には、「悪玉菌」と「善玉菌」があります。
60歳を過ぎると悪玉菌が増加し善玉菌が減少していきます。

問題なのは、悪玉菌の中でも、有害物質を作る種類のものが増えるという事です。
年齢による腸内環境の悪化は、便秘よりひどい病気を引き起こす可能性があります。
つまり年齢を重ねれば重ねるほど、腸のメンテナンスが必要になるのです。

便秘や下痢は腸が発信するSOSのサインの一つです。
他にはお腹の張りや痛み、ゲップや胸やけ、おならの増加や臭くなるなども腸のSOSサインだと覚えておいて下さい。