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がん

01「がん」は考え方が全て

日本人の2人に1人は一生のうちに1度はがんになる、という話が非常に有名になってきました。
有名人や身近な人、家族、自分自身など、何らかの形でがんと遭遇したことがあるかと思います。
ですが、がんに対しての知識を持っている方はそう多くないと感じています。

実は私は20代の頃、母をがんで亡くしています
当時の私は、がんについての知識はほとんどなく、がんという病名に不安や恐怖を感じ
右往左往していた記憶が蘇ってきます。
ですが今の私は、もしあの時と同じ状況になってもその時ほどの恐怖は感じないと思います。
なぜならがんについての知識があるからです

恐怖や不安は正しく理解することで克服するのが基本です。
過剰でもなく、油断でもなく、正しく理解することで考え方を整理することができます
この考え方が整理された状態がとても大事です
理解できないものに人は不安を感じやすいからです。

自分や家族ががんであることを冷静に受け止め、がんを理解するところから、すべてが始まります。
ここで、全てをお伝えすることは難しいですが、特に重要なことに絞って説明していきます。

02日本人にがんが身近な理由

改めてがんは2人に1人が患うという、日本人とは切っても切り離せない身近な病気です
長らく日本人の死因第一位であり、そしてがん死亡者数は増え続けています。
なぜでしょうか?

がんにも様々なタイプがあるのを一旦置いて、一般論として一番大きな原因は
高齢化、つまりは老化です。老化現象としての「がん」があります。
日本人にがんが身近なのは、高齢化が進んだからという側面があるのです。
がん以外ではあまり死ななくなった、という言い方もできるかもしれません。

このことから、長寿大国・日本ががん大国であることは、ある意味当然とも言えます
検査で見つかるくらいまでのがん細胞になるには、10年以上経っていることが多いと言われます。
長生きしないとがんが成長する時間もないのです。
寿命が50年ほどだった時代には、現代ほど気にされなかったのかもしれません。

がんが老化現象であると考えると、全員老化を迎えるので、いつかはがんが発生します。
ですが、がんで亡くなる前にそれ以外の病気、例えば心疾患や脳血管疾患で亡くなる人もいる、という認識は間違っていないかと思います。

03がんに対する考え方は
「目標の置き方がキモ」

わかっておいた方が良いのは、
・がんになる前 
・がんになったら の目標の置き方です

〈がんになる前〉
体・細胞の老化で、代謝が落ち、免疫力が低下し、がんの芽ができ、育ってきます。
がんはあるかないかではなく、ある一定の年齢ではすでにがんの芽が体内にあると考えるべきです。
ただ代謝や免疫により芽が大きくならずに維持されています。

がんは大きくならなければさほど問題ではありません。
そのため、“がんの芽はあるが、検査でわかる大きさではなく維持している”という状態がおそらく40歳以上くらいからは日常なのだと思います。
この状態も「健康」です。

老化現象としてがんを考えると、
最終的には2人に1人が一生のうちにかかるのであれば、早期発見や早期治療ももちろん重要ですが、
非常に「予防」のしがいがある病気でもあります。

老化現象としてのがんは生活習慣とも密接です。
肥満、座りっぱなし、喫煙、飲酒、運動不足、ストレスなど、生活習慣によって老化レベルは変わります。
ただこの生活習慣の改善で、がんのリスクは減ることがわかっています
老化予防はがん予防、アンチエイジングでもあるということです。

老化は避けられず、どんなに体に良い生活をしていても、がんになる時はあります。
そのため「がん予防」はがんが発症する時期を可能な限り遅らせることが重要です

人はいつか死にますが、がんは検査で見つかるレベルに大きくなるのに時間がかかります
がん予防の目標は、発症させない、もしくは発症を可能な限り遅らせるのが目標です
がんで死ぬのではなく本来の寿命に近づけていくイメージです。

〈がんになってしまったら〉
がんになってしまっても、「なぜ私が、、、」という言いかたは適切ではないのかもしれません
万が一でがんになるのではなく、50%の確率でがんになるからです。

基本は、
可能な限り早く見つけ治療すること、病院の治療がスムーズにいくよう免疫力を高めておくことです。
「がんは治る時代になりました」といった話は、早期に対処することができるようになったことが大きいですから。
免疫のご相談でよくお話しさせていただくのが、
同じタイプのがん、同じ治療であっても、その方の免疫力によって治療成績や予後が全く違うということです。
最終的に決め手になるのは自分の免疫力です。
がんは外から入ってきたものではなく、原則自分で作ったものですからね。

病院の治療をスムーズにするために、
またはがん治療で体力が落ち、免疫力が下がりすぎて治療が継続できないなど
本末転倒のことが起こらないために、漢方をご提案しております。

04一番は、再発予防

一番お伝えしたいのは、「再発はするものと思っておいた方が良い」ということです
がんの治療成績が上がっているのに、がん死亡者数も上がっている理由は「再発」「転移」するからです。

がんは(たとえば)切り取って終わりではありません。
前述したように、ある一定の年齢になるとがんの芽はあり、代謝や免疫がそれを大きくしないよう抑え込んでいる状況です。
がんが見つかった時には、免疫力が突破されている土壌が自分の体にあるということです。
たまたまがんになるのではなく、必然でがんが発生したと考えるべきです

見えるがんが取り除かれても、自分の体の土壌は変わっていない。そのために半年後や一年後に再発ということがよく起こるのです。
早期発見・早期治療できたということも大変喜ばしいことですが、治療で終わりではなく、スタートという感覚を持っていただけたらと思います。

治療後に元の生活に戻ってはダメかもしれません
老化とがんは関係しているので、これからもリスクは無くならない、と知っておくこと。
仕事の仕方や、運動習慣、食事などを考えるきっかけにしていただけたらと心から思います。

放っておくと必ず再発すると考えられれば、一歩踏み出せます。
改めて、さまざまな病気の中でも、がんという病気が一番予防しがいがあります
がんの発症を抑え、発症しても本来の寿命に近づけていく、発症年齢を遅らせるのが目標です。
がんという病気があるから、健康的な努力ができて自分らしい人生の時間を増やすことにつながるのかもしれません。

当店ではがんに対して、漢方はもちろん大事な考え方、免疫に良い食事法としての腸活、
実は非常に大事な筋トレなど、アドバイスさせていただいております

病気になってしまった時に活躍する医学である西洋医学は大事ですが
予防医学を主として発展してきた漢方医学は、2、3000年前から病気にならないように、アンチエイジング、免疫力を上げるように考えられてきました
老化現象としてがんがある側面を考えると、がん予防やがん治療中、再発予防、と一環して取り入れてほしいと考えています。

それが他の病気も防ぎ自分の人生の質を高めることにつながっていくはずです。
人生後半の幸福度は健康かどうかー腹の底から笑えたり楽しめたりするかどうかーも健康状態がカギです
漢方や免疫相談も続けやすい努力の一環としてお考えいただければと思います

人類はがんを克服できていないので、特に考え方が大事になってきます
考え方があって次の行動が決まります
とても大事ですが、「考え方」の話は病院ではなかなかゆっくりできないと思います。ぜひご相談してください

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